ますます高まる動画配信需要
ネットワークの高速化やデバイスの高性能化に伴い、動画コンテンツを利用する機会が増えています。放送、エンターテイメント、教育、広告など、可能性はたくさんあります。かつて主流だったストリーミングという動画配信手法も変わりつつあります。その変更は CDN にも影響します。
このブログ連載では、「ネットでの動画配信テクニック」についてお伝えしていきます。今回はその1で、最も簡単な動画配信方法「プログレッシブダウンロードの使い方」についてお話します。
動画配信の種類
インターネット上での動画配信には、主に 3 つの手法があります。ご利用にあたっては、配信用のWebサーバーと動画を再生するための端末の両方をご用意いただく必要があります。
プログレッシブダウンロード
動画ファイルをダウンロードしながら動画を再生する配信手法です。
HTTP プロトコルを使用しており、多くの HTTP サーバー (Web サーバー) が採用しています。導入が簡単で、ほとんどのデバイスで動作するという大きな利点があります。
ストリーミング
ストリーミングというプロトコルによる配信手法です。
コンテンツのビットレートが伝送速度を決定し、アイドリングトラフィックは発生しません。ビデオの再生に必要なデータを送信するだけです。映画などの長時間のフッテージに適しています。また、このメソッドを次の目的で使用できます。 生放送.また、リアルタイム映像から配信までの遅延が少ないのも特徴です。
HTTP ストリーミング
HTTPプロトコルで動画配信を行うストリーミング技術です。
従来のストリーミング方式では難しかったスマートフォンでの動画再生を、汎用のHTTPプロトコルを利用することで実現します。
プログレッシブダウンロードの使い方
使い方をご説明いたします プログレッシブダウンロード 上記3つの動画配信方法の中で最もシンプルな方法です。
Web サーバーを準備する
Apache や Ngnix などの標準 Web サーバーを使用して、プログレッシブ ダウンロードを設定できます。共通のシェアレンタルサーバーサービスでも可能です。
動画コンテンツの準備
プログレッシブ ダウンロードを使用して、ビデオ コンテンツを Web サーバーにアップロードします。
動画ファイルが再生できるかどうかは、Web ブラウザによって異なります。ただし、ほとんどのブラウザは、H.264 ビデオ CODEC および AAC の mp4 ファイル サウンド CODEC でビデオを再生できます。
HTML ファイルを準備する
動画コンテンツの URL を Web ブラウザーに入力するだけで、動画を再生できます。
しかし、人々は通常、ウェブページに埋め込まれたプレーヤーでビデオを再生したいと考えています。 「http://example.com/xxxxx.mp4」を埋め込んで再生する映像を表示する場合は、次のように video 要素を使用する必要があります。
たとえば
再生イメージ
注目すべき点は、Web サーバーが範囲要求を受け入れる必要があることです。特に、iOS や Android などのスマートフォンのオペレーティング システムでは範囲要求が採用されていないため、動画を再生できません。
プログレッシブ ダウンロードは CDN に適しています
プログレッシブ ダウンロードは HTTP で動画データを配信する簡単な方法であるため、主に HTTP のキャッシュ システムを使用する CDN とうまく連携します。大規模な配信や、安定した配信環境が必要な企業のWebサイトなど、さまざまな用途が考えられます。
CDNetworks 動画配信サービス
CDNetworks には、ビデオ配信用の独自のプラットフォームがあります。
日本国内にとどまらず、グローバルプラットフォームとしてサービスを展開しています。私たちの顧客は、世界中のユーザーに高速で安定したビデオ配信を提供したい場合に使用します。また、CDNetworks は、ビデオ コンテンツを管理およびサポートするためのワンストップ サービスである OVP (Online Video Platform) を提供しています。
技術的なことで気になることがあれば、丁寧に耳を傾け、優れたサービスを提供します。
CDNetwokrs 動画配信サービスにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。