セキュリティ用語集: API 保護

APIとは何ですか?

APIとは何ですか?

API(Application Programming Interface / アプリケーション・プログラミング・インターフェース)とは、複数のソフトウェア・アプリケーションが互いに連携、統合できるようにするための一連のプロトコルです、ソフトウェア間の仲介役であるとも言えます。ユーザが機能拡張を行う際にもAPIを利用できます。

API は、アプリケーション ソフトウェアを構築するための一連のプロトコル、ツール、定義を提供し、現代のソフトウェア開発と統合において重要な役割を果たします。基盤となる実装を抽象化し、開発者が必要とするオブジェクトやアクションのみを公開することで、API は複雑なプロセスを簡素化します。これにより、生産性が向上するだけでなく、開発者が既存のサービスやプラットフォームの複雑な内部構造を理解したり再構築したりすることなく、その上に構築できるため、イノベーションも促進されます。

Web サービスの分野では、API は多くのオンライン サービスやアプリケーションのバックボーンになっています。API は、さまざまなソフトウェア システム間のシームレスな統合と相互作用を可能にするため、相互接続された効率的なデジタル エコシステムの構築に不可欠なものとなっています。たとえば、ソーシャル メディア プラットフォームでは、API を使用して、ユーザーの許可を得てサードパーティ アプリケーションが更新情報を投稿したり、ユーザー データにアクセスしたりできるようにし、より統合されたユーザー エクスペリエンスを実現しています。

API は、企業がサービスを拡大し、その範囲を広げる上でも重要な役割を果たします。API を通じて、企業は外部の開発者に機能を提供でき、元のサービスを活用した新しいアプリケーションの作成につながります。これにより、既存のシステムの機能が拡張されるだけでなく、新しい収益源やパートナーシップの機会も生まれます。たとえば、決済サービス プロバイダーは、e コマース サイトが決済処理機能をプラットフォームに直接統合できるようにする API を提供しています。